相撲の歴史を紐解いてみると、
 「明治維新後、文明開化の波に洗われた相撲界は、野蛮なものとして若手官吏から
排撃され、一時はまったく下火になった」そうである。
 1868年の明治維新から「1884年の明治天皇の天覧相撲を契機にふたたび息を吹き
返」すまでの不遇な期間に、活躍の場を海外に求めた力士がいてもおかしくはない。
                    (「」内、平凡社国民百科事典「相撲」の項より引用)

 その力士が、1870年代にロンドンで学生時代のシャーロック・ホームズ氏と出会い、
彼に相撲を伝授したことから、バリツは誕生した。
 以後、バリツが幾度となくホームズの窮地を救ってきたことは周知の事実である。

 だが、力士が無類の強さを発揮できるのは、あの独特の体型あってのことである。
 片や、ホームズの体格が華奢そのものだったことはよく知られている。
 果たして彼に、相撲を使いこなせたのであろうかという疑問を抱く方も多いだろう。

 ホームズが解剖学に精通していたことは有名である。
 そして、一目見ただけで、相手の人となりや職業までも言い当てる鋭い観察眼。
 これらの能力をもってすれば、闘う相手の体の重心がどこにあるかを一瞬で見抜き、
切り崩して倒すことは簡単である。力は必要としない。
 さらに、ホームズは学生時代から得意としていたボクシングのステップやフェンシング
のリズムを取り入れ、バリツを独自の格闘術として発展させたのである。

 以来 130年に渡り、バリツは英国で連綿と伝授され続けてきた。
 BBCはこれまで、日本相撲協会との間に軋轢が生じることを懸念して、バリツを日本
に逆輸入させることを自粛してきた。
 しかし、2002年の年次総会において打ち出された全方位外交政策の第一目標として、
母国日本での普及活動に乗り出す運びとなった次第である。

 BBC(英国バリツ評議会)の公式ホームページ
 http://www.bbc.co.uk/
 

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